区部会活動報告

区部会とは

区部会は、協議会が各行政区において障がい者等の地域生活に係る支援がより適切に行われるように設置した部会で、区障がい者基幹相談支援センターを中心とし、区保健福祉センターや特別支援学校、療育機関等を委員としています。

主な活動は個別事例の検討、関係機関のネットワーク構築です。

区部会活動報告 令和6年度

【令和6年度第6回南区部会活動報告】 
令和7年3月27日(木)

今年度の区部会では、「家族丸ごと支援(多職種連携)」をテーマに、「地域」「高齢」「医療」の3つの分野に分けて地域課題の検討を行いました。「地域」と「高齢」の分野については、オブザーバーの方々に現状や課題を話していただき、課題の整理や解決に向けた意見交換を行いました。来年度は、新たに「児童」の分野を加えるとともに、各分野の課題に対する解決のアイデアを出し合いながら、具体的な取り組みを検討していきます。

【令和6年度第6回中央区部会活動報告】 
令和7年3月25日(火)

今回の区部会では、地域課題の「家族まるごとの支援が必要な世帯」について事例検討を行い、高齢者支援機関とのネットワーク構築について意見交換を行いました。委員から、障がい福祉サービス事業所との多職種連携の必要性やボランティア、自治会、民生委員による見守りの体制づくりなどについて意見があがりました。
次年度も引き続き、福祉サービス事業所や相談支援事業所とのネットワーク研修会を通じて、地域課題への取り組みを行っていきます。

【令和6年度第6回東区部会活動報告】 
令和7年3月18日(火)

今回の区部会では、東区こども部会の創設に向けた課題共有と、ひきこもり者の支援について意見交換を行いました。こども部会については、今年度のワーキンググループを通じて、①情報不足、②ライフステージに合わせたつながり、③学校との連携の3つの課題があることを確認し、次年度からの具体的な取り組みにつなげていくこととなりました。
ひきこもり者の支援については、医療や福祉サービスにつながりにくい現状をふまえ、ネットワーク会議の活用や、放課後等デイサービスの空き時間、地域活動支援センターなどを活用した居場所づくりなど、様々な意見が出されました。今後も継続して検討し、区内での具体的な取り組みを行っていきます。

【令和6年度第6回東区相談支援部会】 
令和7年3月6日(木)

今回の東区相談支援部会では、「災害時」をテーマに、常時医療的ケアが必要な方のご家族から、日頃の災害への備えについてお話を伺いました。災害が発生した際、家族だけでは迅速な避難準備や車での移動が難しいため、在宅避難が可能であれば、本人と家族が安全かつ安心して過ごせるという率直な思いを聞くことができました。その後のグループワークでは、担当している利用者が被災した場合に必要な事前の備えについて意見交換を行いました。参加者からは、災害時に支援が必要な方々が地域で生活していることを広く知ってもらう必要があるという意見が上がりました。今後は、地域の避難訓練に参加するなど、具体的な取り組みを進めていきます。

【令和6年度第6回西区部会活動報告】 
令和7年2月28日(金)

今回の区部会では、1月29日に実施した西区の福祉サービス事業所向けの防災研修を振り返りました。研修では、西区役所の防災・安全安心室の係長から、西区の災害特性や災害状況についての説明があり、また、実際に西区で水害の被害を受けた高齢者施設から、水害状況の報告がありました。避難所で役立つ「避難時のサポートシート」についても共有し、西区の防災意識を高めることができました。
来年度は、福祉避難所の事業所交流会や情報交換会を実施できるように検討していきます。

【令和6年度第5回中央区部会活動報告】 
令和7年01月28日(火)

今回の区部会では、次年度に向けて地域課題「家族まるごとの支援が必要な世帯」の事例検討をしました。多職種連携の中で、高齢分野との連携に関する課題が挙げられ、委員より、校区ごとの事業所ネットワークや福祉専門職の勉強会への継続的な参加などの意見が出ました。今後も中央区の地域課題として、委員とともに課題整理や取り組みを進めていきます。
また、3月に開催予定の第2回ちゅうちゅうネット研修会は、ひきこもりをテーマに地域活動支援センターに関する研修を実施します。

【令和6年度第5回南区部会活動報告】 
令和7年01月23日(木)

今回の区部会では、これまで整理してきた「家族丸ごと支援(多職種連携)」における「地域」と「高齢分野」の連携の課題について、課題解決に向けたアイデア出しをしました。委員より、成功事例や支援の見立て、役割分担を共有する場合、支援者間だけでなく、家族を含めることが重要であると意見が出ました。
次回は、南区としてどのような取り組みが出来るかを具体的に検討します。

【令和6年度第5回東区部会活動報告】 
令和7年01月21日(火)

今回の区部会では、東区こども部会創設に向けた進捗状況の報告と、前回に引き続き、引きこもり者の支援に関する課題を検討しました。東区こども部会については、昨年11月のワーキンググループで出された意見をもとに、①制度やサービス、社会資源等の情報周知②進学・卒業等、節目の時期の繋がり③学校と福祉の連携・相互理解を深める必要性について協議していくこととなりました。今後、第一回の部会開催に向けて準備を進めます。
また、引きこもり者の支援については、東区内3つの基幹センターから課題解決に向けた取り組みを提案しました。委員より、地域で気軽に立ち寄れる場や家族に対しての支援、居場所づくり等の意見が出ました。出された意見をもとに取り組みを整理し、次回の区部会で再提案します。

【令和6年度第4回南区部会活動報告】 
令和6年11月28日(金)

今回の区部会では、「家族丸ごと支援(多職種連携)」における高齢分野との連携の課題について、地域保健福祉課地域包括ケア推進係の係長に、いきいきセンターの業務や福岡市における高齢分野の取り組みをお話しいただきました。区部会委員より、困難なケースでは多職種連携を行うために相互理解を深めることが重要であると意見が出ました。
次回の区部会では、これまでに話し合われた地域・高齢分野との連携における課題について、区部会委員とともにアイデア出しを行っていきます。

【令和6年度第4回中央区部会活動報告】 
令和6年11月26日(火)

今回の区部会では、ひきこもりに関する事例検討行い、関係機関の連携や役割分担、支援に対する課題が挙げられました。委員より、本人に必要な支援や、地域と繋がることで安心して生活が出来るのではないかと意見が出たため、今年度はひきこもりをテーマに検討しましたが、今後も引き続き中央区の地域課題として検討していきます。

【令和6年度第4回城南区部会活動報告】 
令和6年11月21日(木)

第3回区部会では、障がい児の事例より地域課題を①未就学期~就学期への移行、②マネジメント役の不在、③インフォーマルな社会資源の活用の3つに整理し、区内での取り組みに繋げていくことを確認しました。また、本人に困り感がなく支援やサービスに繋がりにくい8050家族の事例についても意見交換し、危機介入や特性に合わせた支援の在り方を検討しました。
ネットワークの取り組みについては、第24回城南サポネット「複合課題に気づき・つながる研修会」の最終確認や、次回開催予定の城南そうだんねっと「災害時に備えて日常を考える~個別避難計画とサービス等利用計画の活用~」の企画内容等について意見交換しました。城南区総務課防災・安全安心係より、災害の基礎知識や個別避難計画についてお話しいただく予定です。その他、取り組みや実績に関する報告、委員からは精神保健福祉手帳・自立支援医療の手続きに関するお知らせ等がありました。

【令和6年度第4回東区部会活動報告】 
令和6年11月19日(火)

今回の区部会では、こども部会創設に向けたワーキンググループについて意見交換しました。第1回ワーキンググループの開催に向けて準備を進める中で、教育や福祉の連携などの課題を共有し、今後、取り組むこととなりました。
また、福岡市の地域課題「ひきこもり状態のため、医療につながらず、福祉サービスの導入、支援継続が難しい」について事例検討しました。今後、ひきこもりに関する様々な機関と連携し、不登校児やその保護者を含めた支援を地域で行えるよう、引き続き検討を重ねていきます。

【令和6年度第4回西区部会活動報告】 
令和6年10月25日(金)

地域課題として取り組んでいる「防災検討部会」の協議の中で、昨年の水害で被害を受けた高齢者施設の見学報告を行いました。施設の対応方法や周辺状況について説明を受ける中で、ネットワークを通じて人員や物資が集まり、水害への対応が進んだことが紹介され、災害時におけるネットワークの重要性を改めて実感しました。今後は、西区内の福祉事業所に啓発出来るような企画を予定しています。
また、10月31日に「第14回西サポネット全体会」を開催し、西区内の福祉、医療、教育などの支援者が集まり、「働きやすい職場づくり」をテーマにグループワークを行いました。参加者同士の繋がりを深め、顔の見える関係が構築出来る場となりました。

【令和6年度第3回東区相談支援部会】 
令和6年9月27日(金)

第3回東区相談支援部会では、「支援者」に焦点をあてた対人援助の手法であるグループスーパービジョンを実施しました。事例提供者が支援時の困りごとを説明し、他のメンバーが質問を通して背景を探る中で、様々な仮説が挙がり、活発な議論が展開されました。
今後もこの取り組みを通して、話を聴く力や信頼関係を築く力を向上させ、障がい児・者への支援をより良いものにしていきます。

【令和6年度第3回南区部会活動報告】 
令和6年9月26日(木)

今年度は「家族丸ごと支援(多職種連携)」について取り組んでいます。現状や課題を検討する中で、関係機関から役割や現状を伺う機会を設けました。今回は福岡市社会福祉協議会の方に、地域での取り組みや連携の状況を話していただき、質疑では、さらに詳しい情報を聞くことが出来ました。引き続き課題整理やアイデア出しを行っていきます。次回は、他の関係機関にもオブザーバーとして参加していただき、役割や現状を話していただく予定です。

【令和6年度第1回博多区はかた暮らしネットワーク会議】 
令和6年9月25日(水)

9月25日、『学校から地域へ ~コミュニケーションツールの活用について~』をテーマに、第1回博多区はかた暮らしネットワーク会議を行いました。
このネットワーク会議は、南福岡特別支援学校でのICTや福祉機器を活用した取り組みを学び、卒業後に通所先でスムーズに支援を受けられる体制を整えることを目的としています。相談支援事業所や通所事業所が参加し、さまざまな福祉機器に触れる場も設けられました。紹介された動画では、ツールを活用することで、利用者がコミュニケーションやゲームを楽しむ様子が映し出され、いきいきとした表情が印象的でした。

【令和6年度第3回中央区部会活動報告】 
令和6年9月24日(火)

令和6年度第3回中央区部会を開催しました。今回は、本人が引きこもりで、親と意向の相違があるケースについて事例検討を行いました。委員からは、本人と家族それぞれの意向を確認し、統合していく必要がある等の意見がでました。引き続き関係機関と情報共有し、支援していきます。
また、9月にいろどりネット研修会でグループスーパービジョンを行いました。今後も指定特定相談支援事業所と共に取り組みます。

【令和6年度第3回城南区部会活動報告】 
令和6年9月19日(木)

区部会委員の城南社協事務所から事例提供を受け、「多職種連携」や「学齢期への移行支援」の課題について議論しました。ネットワーク構築については、第23回城南サポネットの振り返りを踏まえ、次回は11月29日(金)に「多職種・多機関との連携」をテーマに開催する予定です。詳細は、事務局から各事業所へ案内を送付します。
また、8月に実施した城南そうだんねっとについて振り返り、次回は、個別避難計画の作成が本格的に始まったため、災害時の支援について取り上げることにしました。具体的な企画内容は、11月の区部会で検討する予定です。
緊急対応の取組みとして、区内の短期入所事業所に対して、認定拠点への登録勧奨や緊急時の対応における課題についてヒアリングを進めています。今後も短期入所や相談支援事業所へ訪問する予定です。

【令和6年度第3回博多区部会活動報告】 
令和6年9月19日(木)

今回は『登校しない、あるいはしたくともできない障がいのある児童について』をテーマに検討しました。昨年度は障がいのある不登校児が地域で利用できる場所の一覧を作成しましたが、今年度は継続して、「①教育・福祉等の支援者の連携、②体験・学習の機会や場の活用、③家族の課題や親へのサポート」について、現状の確認や課題解決のためのアイデア出しをしました。
現状として、学校現場で福祉サービスの周知があまり行われていないこと、体験・学習の場があっても参加できない子どもがいること、対応が必要な家庭が増えていることなどが報告されました。課題解決に向けては、学校や支援者が制度や地域の情報を理解し、連携をスムーズにしていくこと、児童家庭へのアウトリーチ、家族が情報交換できる保護者会を設置するなどのアイデアが出ました。今後は具体化に向けて整理と検討を進めていきます。

【令和6年度第2回早良区部会活動報告】 
令和6年9月17日(火)

今回は地域課題の「複合的課題のある世帯」について協議しました。持ち家率が85%と高い早良第2基幹の内野、脇山、早良校区では、家庭内で問題を「抱え込んでしまう」世帯が多く、障がいや高齢など様々な課題が重なることで、どの支援機関に相談すべきか分からないことが課題だと分かりました。そこで、委員より、民生委員や地域の支援機関、基幹センターが連携して対応することを提案されたため、まずは「いきいきセンター」と定期的にケース情報を交換し、地域のネットワークを活用して連携を強化することとしました。

【令和6年度第3回東区部会活動報告】 
令和6年9月17日(火)

今回は、東区独自の子ども部会創設に向けたワーキンググループについて意見交換しました。第1回ワーキンググループの開催に向けて、資料、参集時期、構成メンバーを確認し、準備を進めていきます。
また、身体障がいを有する方が地域生活を送る上での課題について意見を交わしました。バリアフリー化や障がいに対する理解は進んでいるものの、身体障がいを有する方が地域生活で直面する多くの課題を確認しました。物理的な改善には時間がかかりますが、人々の意識や行動を変える取り組みについては、引き続き検討していく方針です。

【令和6年度第2回南区部会活動報告】 
令和6年7月25日(木)

今年度南区では区部会委員に出していただいた事例などを基に、「家族丸ごと支援(多職種連携)」について取り組むこととしました。事務局からも事例を追加し、関係機関との連携などについて区部会委員・オブザーバー・事務局でグループワークを行い、意見を出し合いました。
次回は各関係機関にもオブザーバーとして参加してもらい、関係機関の役割や現状を知り、地域での連携や課題解決に向けた取り組みの整理を行います。

【令和6年度第2回東区相談支援部会】 
令和6年7月25日(木)

今回は「意思決定支援」をテーマとし、意思決定支援についての動画を視聴した後、意見交換を行いました。動画を通して、利用者が自分の意思で自分のことを決めていくためには、他職種の支援者と連携しチームとして実現を目指す過程が大切であると改めて学ぶ事ができました。後半の意見交換の際には、「普段から本人が話しやすい雰囲気や環境を作りミーティングを実施している」という意見をはじめ、参加者が日頃の支援を振り返る機会になった等の意見も多く、本人主体の支援を日々意識し模索しながら行っているからこそ、上手くいく事もあれば難しいと感じる事もあるとの意見も聞くことができました。普段の支援において、相談支援専門員、障がい福祉サービス事業所、医療、教育等それぞれで考えが異なることが少なくありません。故に支援者同士お互いの職種や立場を理解・尊重した上で利用者本人の意思決定の支援を進めていく事が重要であると思います。

【令和6年度第1回さわら障がい福祉ネット】 
令和6年7月23日(火)

今年度の障がい福祉ネットは「強度行動障がい」をテーマに開催しています。第1回は行動障がいのある当事者の家族に登壇いただき、こどもの頃から学齢期、現在に至るまで工夫してきたことや活用した社会資源、学校や事業所での取り組みなどをお話しいただきました。その後はグループワークを行い、発表に対する感想や各事業所で取り組むことを話し合いました。
令和7年1月開催の第2回では、強度行動障がいのある方を受け入れている事業所に登壇いただきシンポジウムを行う予定です。

【令和6年度第2回中央区部会活動報告】 
令和6年7月23日(火)

令和6年度第2回中央区部会を開催いたしました。今回は10月開催予定の第1回ちゅうちゅうネット研修会におけるグループワークの目的や、当日の進め方・時間配分について委員の皆様から意見をいただきました。引き続き、より良い研修になるよう準備を行います。
また、昨年度取り扱った事例のうち「医療的ケアや重症心身障がいに対して、支援による充足が難しく、希望する生活環境を整えることが困難であり、同居する家族等の負担が大きい」を地域課題として整理・共有し、子どもに特化したネットワークや研修会の実施の必要性を確認しました。引き続き、課題を整理し、研修会等の実施に向けて検討していきます。

【令和6年度第1回中央区部会活動報告】  
令和6年5月28日(火)

令和6年度第1回中央区部会を開催いたしました。委員の入れ替わりがあり、改めて自己紹介を行い、協議会の役割を確認しました。
今年度、中央区では地域課題「ひきこもり状態のため、医療に繋がらず、福祉サービスの導入、支援が難しい」をテーマとし、検討を行います。今回は事務局でまとめた事例について、委員の皆様より意見を頂きました。相談窓口の周知の必要性、関係機関との連携やチームで対応することの必要性、出張相談会、親への支援(ペアレントメンター、親亡き後のこと)、地域の居場所作り等の意見が出ました。引き続き委員の皆様と協議しながら、地域課題の整理を行い、併せてちゅうちゅうネットワーク研修会の内容も検討していきます。

【令和6年度第1回南区部会活動報告】  
令和6年5月23日(木)

令和6年度第1回南区部会を開催しました。新たな区部会委員も加わったため、これまで取り組んできた地域課題について振り返った結果、今年度は「家族丸ごと支援」「多職種連携」の地域課題について取り組むことにしました。また、昨年度の取り組みを踏まえ、新たに「学校とのワーキンググループ」を立ち上げることとし、教育と福祉の連携について考えていきます。

【令和6年度第1回博多区部会活動報告】  
令和6年5月16日(木)

今回の博多区部会では6月開催予定の「短期入所ネットワーク会議」「博多っ子★未来ネットワーク会議」「相談支援ネットワーク(グループスーパービジョン」について進捗状況を報告しました。
博多区の地域課題「成人期のひきこもり」については本人の得意なことや興味のあることから始めてみる、誰かの役に立つような本人の役割がある場所につなぐ、信頼関係ができている支援者を通して事業所とつながる、体を動かし生活リズムを整える等のアイデアが区部会委員から出ました。本人と支援者で一緒に効果を確認し、引き続き、利用できる社会資源について検討していくこととしました。

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